焼香のやり方と基本的なマナー



焼香とは

 

 

親族のお通夜、葬儀などはそうそうあるものではありませんが、仕事関係や友人関係を含めると、年を追うごとにそうした機会が少なからずやってくるものです。その多くは仏式であり、お通夜やご葬儀では、焼香が行われます。

 

焼香というのは、僧侶による読経と共に、儀式の中心になっています。焼香は霊前を清め、敬けんな心でお亡くなりになった人の冥福を祈るという意味が込められています。一般的には、お通夜や法事では線香、葬儀や告別式では抹香が使われることが多くなっているようです。

 

焼香のやり方については、宗派や葬儀会場の形態などによって、作法は若干違ってきますが、基本的なマナーを知っておいた方が安心できます。また、焼香には、座って行う「座礼」と、立った姿勢で祭壇に向かう「立礼」、そして、読経をしている間に香炉の載った盆を回して行う「回し焼香」があります。

 

香自体には線香と抹香があって、一般的にお通夜や葬儀、法要などでは抹香を焚くことの方が多くなっているようです。線香の本数や抹香の回数も、宗派や地域によって多少違いますが、あえて喪家の宗派に無理に合わせる必要はありません。

 

一般の弔問、会葬者なら、あまり厳密に作法にこだわることはありませんが、知っておいた方がいいのは当然です。基本の作法を踏まえておくのが大人のマナーでもあります。